良いフローは良いチャートから

ポイント
・綺麗に整えて書け!
・直線的に,流れるように!
・割合が多い入力の処理数を減らせ!

本日のテーマはフローチャート
システムを構築するにあたって道筋を策定する重要なツールの一つだ.
研修カリキュラムでプログラミング学習の前に組まれることは妥当だろう.

演習方法は日本語で書かれた問題をフローチャートに書き起こす.
その時,入力される対象と出力されるべき結果を明確にしておくことは重要である.
それは,問題文に日本語で書かれており,それを抜き出すだけで十分だ.
また,フローを書きながらでも構わないが手順も日本語で書いておくと良い.
それによって,フローが目的に則したものか判断できるためだ.

いざ,フローチャートの作図に取り掛かろうとペンを握るかもしれない.
しかし,手書きでは試行的な修正は面倒である.
何より,美しく書き上げるにはセンスと相応の労力を必要とする.
そこでオススメするのがExcelである.
フローチャート作成ツールはあるが,まずは慣れ親しんだ物が良いだろう.
OfficeでWordでもPowerPointでも作図はかのであるが,Excelを推めるには理由がある.
知らなかったのは私だけかもしれないが,Altを押しながら操作すると良いことがある.
それは,図形がセルにフィットすることだ.WordやPowerPointのガイドより頼りになる.
まずは,セル高幅を均等にして升目をつくることで下準備とする.
あとは,Altキーでセルにフィットさせるだけの簡単な作業だ.
これによって,他の図形と大きさが揃うことはもちろん,均等な間隔を保つことができる.
また,Excelは印刷を考えなければページの境目という概念がない.
長々と記述したが,綺麗に書くことで読みやすくすることが重要だ.

お次は,直線的に流れるようなフローを書け.ということだ.
言い換えれば分岐において,例外を脇道に逸らすことである.
これは,処理する割合が多いものの処理数を減らすことにつながる.
複数分岐ではどのような順序でフローを構築しても論理上問題はないが,
より良いシステムを構築する上では効率の良いフローを模索すべきだ.
また,if分岐ではYesを下に,Noを脇に置くように指導を受けた.
これも,直線的で流れるようなフローを書くにあたって理にかなった規定だ.

本日はこの辺りで.