Windowsのvimでquickrun
前回の記事はコチラ(vimにquickrunの導入したが動かない)
Link: http://d.hatena.ne.jp/yosshi_tw/20110427/1303911107
予想以上に大変だったのでメモ
結論をいうと,vim単体にquickrunを入れただけでは動かない.
quickrunの他にvimshellおよびvimprocの導入を行った.
様々なサイトを参考にしたため最小構成ではないが,
導入の手順を並べると…
1.cygwinのインストール(MinGWなどでも)
2.コンパイラのシンボリックリンク作成
3.環境変数pathの設定
4.vim本体とプラグインのインストール
5.vimprocのコンパイル
6.vimrcの編集
[導入手順]
1.cygwinのインストール
Link: http://www.cygwin.com/
インストールオプションを適宜選択するのだが,
今回の内容では…
Devel/gcc4関連
g++4関連
make: The〜
足りなければ再度インストーラを実行すればよい.
2.コンパイラのシンボリックリンクの作成
この手順を踏まずにquickrun呼び出すと,アクセス拒否されるので注意
cygwinデフォルトのgcc, g++がよくないらしい.
そこで,gcc.exeという名のgcc-4.exeへのリンクを作成する.
このときオリジナルのgcc.exeは退避させておく必要がある.
コマンドラインで,
g++においても同様の処理を行う.
参考にさせていただいたサイト: technote @keisks - quickrun.vimの導入 on windows 7
Link: http://www44.atwiki.jp/keisks/pages/31.html
3.環境変数pathの設定
C:\Cygwin\bin
を追加する.
4.vim本体とプラグインのインストール
前回の記事に加えてvimprocを導入した.
vim:KaoriYa http://www.kaoriya.net/software
vimproc: https://github.com/Shougo/vimproc
vimshell: https://github.com/Shougo/vimshell
quickrun: https://github.com/thinca/vim-quickrun
5.vimprocのコンパイル
cygwinでvimprocのディレクトリ内で作業する.
make -f make_gcc.mak
これにより./autorun/proc.soが生成される.
参考にさせていただいたサイト: vimshellを入れたメモ - ビットの海に溺れて
Link: http://d.hatena.ne.jp/shase_lab/20110406/1302016285
proc.soの生成ができない場合にはproc.dllを落としてきて代替できるようだ.
6.vimrcの編集
これも前回の記事と同様で,vimprocを追加した.
set runtimepath+=$VIM/plugins/quickrun
set runtimepath+=$VIM/plugins/vimshell
set runtimepath+=$VIM/plugins/vimproc
を追記.
[実行結果]
エラーが気になるが,実行はされている.
ここまでの手間をかけてwindows環境でquickrunを呼ぶ必要が
あるのか疑問ではあるが,勉強になったので良しとする.