FILCOの分解清掃

FILCOのMajestouchの分解清掃後のキー取り付けに手こずったのでメモ.

スペースやShift,Enterなど幅広のキーは端を押しても斜めにならないよう,
針金で両端を支持して,キーが平行に上下する仕組みになっている.
この針金がなかなかの曲者である.

[分解]
そもそも,外す場合も面倒であるため,本体からキーを分離する必要がない場合は,
スイッチからは外して針金からは外すべきではない.と実感した.

今回は取り付けに関するメモなので,キーを取り外す.
まず,引っ張ってスイッチからキーを外して,針金にぶら下がった状態に.
そして,針金が引っかかってる白い部品もろとも,キーを引っ張って分離する.
引っ張るのはキーのどちらのか端っこで,2つある白い部品の片方が外れれば良い.
そのとき,白い部品が針金から抜け落ちてなくさないように注意する.

[取り付け]
掃除を済ませたら取り付けである.
ちなみに針金も取り外す事が可能であるが,針金を支持する爪が硬いため,
取り付けはマイナスドライバーで爪の手前の針金を押し込みながら,
空いた指で針金を引っ張るなどしてはめ込む.

続いて,幅広キーの取り付けに移る.
取り付けは外す場合と手順が異なり,白い部品をキーにはめた状態にしておく.
白い部品は取り付ける方向が決まっているので注意する.
キーの背面に向かった状態で白い部品の右側面に針金を引っ掛ける凹がある.

右側(キーの外側から見て白い部品に凹がない方)を針金に引っ掛ける.

そのまま,針金をしならせるようにキーをキー正面に向かって右に押す.
左の白い部品の凹に針金の端っこを引っ掛ける.

ここで,マイナスドライバーやアイスピックを片手にに持ち,
キーを右にをした状態を維持して,左の白い部品をマイナスドライバーで押し込む.

もしくは,針金の左側を左へ引っ張るとキーが針金にぶら下がった状態になる.
あとは,スイッチ部分に挿し込めばOK.

最後に,他のキーもスイッチに差し込んで作業完了.

[最後に]

外枠も取り外せばもっと簡単だったかもしれないが,封印ネジがあるので
それには手を付けない方法で作業を行った.
作業時間は2時間くらいかかるのでゆとりをもって行うこと.