UNIX環境をwindows上で

UNIXの学習をするにはUNIXを使うのがベストだろう.
しかし,現環境がwindowsである場合,専用パーティションを切り出して
別のOSをインストールすることは面倒でもあるし,管理上嬉しくないかもしれない.
今回はそんな私が導入したUNIX導入についてメモする.

1.Windows上で動くUNIXライクな環境
2.仮想マシンUNIXを動かす
3.Ubuntuインストーラを利用する


1.Windows上で動くUNIXライクな環境
CygwinMinGWを導入することである.
これらはインストーラをダウンロードして実行するだけであるため手間が少ない.
注意すべきことはインストール時にオプションを操作する必要があることである.

例えば,CygwinC言語の学習をしたいのであればgccなどのコンパイラ
vimなどのテキストエディタが必要である.
 Devel/gcc4:GCC Release seriase 4 compiler
    gcc4-core:Core C compiler subpackage
 Editors/Vi Improved - enhanced vi editor
必要に応じてgoogle先生に尋ねていただきたい.


2.仮想マシンUNIXを動かす
VMwareVirtualBoxで仮想的にOSをインストールする.
使いたいときにWindows上で別OSを立ち上げことができるため気軽である.
UNIXに限らずVista以降で使えないデバイスを利用するためにXPを仮想マシンとして
インストールしてUSB機器を認識させるなど使い方は様々だ.
注意すべきことはPCのリソースに余裕がないと使えないことである.
Ubuntuであれば512MB以上のRAM空きを要求されるかもしれない.

今回,私はVMware PlayerでUbuntuをインストールした.
導入方法に関してはUbuntuの公式HPで詳しく記されている.
VM用はUbuntu8の日本語が用意されているが,Ubuntu10の日本語版はなかった.
メディアからインストールも可能であるが日本語Remixメディアでインストール作業を
行っても簡易インストールという処理が行われオリジナル(英語)がインストールされる.

とりあえず,学習用なのでUbuntu8をしばらく使う予定である.
少し引っかかりを感じることはあるが不快に感じるほどではない.
デスクトップの基本スペックは
 OS :Windows7 home 64bit
 CPU:i7 920
 RAM:8GB
であるが,VM Playerがx86エミュレートなのが少々不満である.

3.Ubuntuインストーラを利用する
他のUNIX OSのインストールを試していないので他については分からないが,
UbuntuのインストールメディアをWindowsでマウントすると専用インストーラが起動する.
そのメニュー内で専用パーティションを設けずにインストーラする項目がある.
インストールが終了したならば,次回から起動時にOSを選択できるようになる.
注意すべきことはファイルシステムクリーンインストールと比べて劣ることである.

私はノートPCにこの方法でUbuntuのインストールを行った.
この方法の最大のメリットは光学ドライブを設けていないノートPCでも
インストールができることである.
公式HPからDLしたメディアイメージ(*.iso)を仮想ドライブにマウントすればよく,
BIOS画面でディスクドライブからブートなどの操作も不要である.

使用感であるが,懸念されるファイルシステムの動作は全く気にならない.
むしろ,Windowsより軽快な動作と安定感である.
ちなみにノートの基本スペックは
acer AS3810T
 CPU:C2D SU9400 (1.4GHz *2)
 RAM:2GB (DDR3)
 VGA:Intel GMA4500MHD (MAX 732MB)
これにUbuntu10.10日本語Remix版を導入した.
デスクトップがMac調でわりかしオシャレである.